ピルの値段は1ヶ月いくらから?低用量やアフターピルの種類別に料金相場と保険適用の手段を解説

ピルの値段は1ヶ月いくらから?低用量やアフターピルの種類別に料金相場と保険適用の手段を解説

「ピルの値段って1ヶ月どれくらいかかる?」
「ピルは自費だといくら?」

ピルは生理の負担を減らせるなどメリットが多いですが、1ヶ月あたりの値段が気になっている方もいるのではないでしょうか。

POINT

結論から言うと、ピルの値段は1ヶ月約4,000円が相場になります。(低用量ピルの場合)

処方目的(悩みの種類)保険の適用1ヶ月の総額目安
避妊自費診療毎月 約4,000円
子宮内膜症
月経困難症
保険適用毎月 約2,000円
緊急避妊
(性交後の避妊)
自費診療1回 約8,000円〜12,000円

ピルの値段はピルオンラインクリニックや処方目的に基づく保険適用によって変動します。

クリニックを選ぶ際は、相場より安いかどうかを1つの基準として考えましょう。

本記事ではピルの値段相場費用を抑える方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事がおすすめの人
  • ピルの処方を受けたい人
  • ピルの値段を抑えたい人
  • ピルの自費診療と保険診療の違いが知りたい人
この記事の監修者
横田ゆかさんの写真

薬科大学大学院修士課程修了後、総合病院に入職。
約15年間、病院薬剤師として産婦人科脳神経外科血液内科緩和ケアなど幅広い領域に従事。
現在は薬局薬剤師として勤務する傍ら、医療・育児分野を中心にWebライター・監修者として活動しています。
本記事では、医療情報部分について監修を行っています。

※:クリニックやサプリメントの選定・ランキング・サービス評価等には関与しておりません。

ピルオンライン処方におすすめのクリニックを選定した根拠注意喚起

本記事では、以下の評価基準をもとにオンラインピル処方に対応したクリニックを比較し、厳選した上で紹介しています。

ピルなどの医薬品は通販サイト・個人輸入サイト販売することは認められていません。健康被害を避けるためにも必ず産婦人科やオンラインピルサービスを利用しましょう。

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当院ではNIPT検査に加え、妊娠中のさまざまなお悩みに対応するサービスをご用意しています。
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目次

ピルの値段一覧!自費診療における相場について解説

ピルの値段に関する種類別の図解

ピルの値段は自費診療の場合、1ヶ月2,000〜5,000円と処方内容に応じて大幅に変動します。

自費診療とは

公的な医療保険が適用されず、料金を利用者(患者)が全額負担する治療費のことです。
審美目的の美容医療など傷病の治療や生命維持に関わらない治療が自費診療(自己負担)に該当します。

しかし、重い生理痛の治療などの場合は保険適用となり、費用を抑えられる場合もあります。

自費診療と保険適用で値段がどう変わるのか、1ヶ月の詳しいトータル費用の目安を表でご覧ください。

スクロールできます
ピルの種類保険適用主な薬代(1ヶ月)診察料の目安配送料
低用量ピル自費診療
(避妊・PMS等)
約2,000円〜3,000円0円〜1,500円0円〜550円
保険適用
(生理痛の治療等)
約1,000円〜3,000円
(※3割負担時)
約600円〜1,000円
(※保険適用)
対面処方のためなし
超低用量ピル自費診療
(避妊・PMS等)
約3,000円〜8,000円0円〜1,500円0円〜550円
保険適用
(生理痛の治療等)
約1,500円〜3,000円
(※3割負担時)
約600円〜1,000円
(※保険適用)
対面処方のためなし
中用量ピル自費診療
(生理日移動など)
約4,000円〜6,000円
(1シート)
0円〜1,500円0円〜550円
アフターピル自費診療のみ
(緊急避妊)
約8,000円〜12,000円
(1錠)
0円〜1,500円0円〜550円

ピルは種類によって継続的な服用が必要か、必要なときだけ服用すれば良いのかが異なります。

そのため、処方を受ける際は種類ごとの相場や継続の有無をもとに料金を支払い続けられるかどうか検討しましょう。

ここからは、ピルの値段相場について、4つの種類ごとに詳しく解説します。

低用量ピルの値段は1ヶ月2,000〜5,000円

低用量ピルの値段は、1ヶ月2,000〜5,000円が相場です。

低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合した経口薬です。

含有ホルモン量が低用量化され、なおかつ避妊効果が十分であるように調整されている
引用:日本産科婦人科学会|低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン

また、低用量ピルは避妊目的だけでなく、月経困難症などで処方されるケースもあります。

監修者 横田ゆかさん

低用量ピルにはさまざまな種類があり、含まれる黄体ホルモンの違いやホルモン量によって、期待される効果や副作用の出方が異なります。自身の体質や目的に合った製剤を医師と相談しながら選ぶことが大切です。

処方目的や薬の種類によって料金が変わるため、銘柄ごとの料金相場を確認してみて下さい。

銘柄ごとの料金相場
ファボワール2,000〜3,500円程度
ラベルフィーユ2,000〜3,500円程度
アンジュ2,500〜3,500円程度
トリキュラー2,500〜4,000円程度
マーベロン3,000〜4,000円程度
シンフェーズ3,000〜4,000円程度

また、クリニック別に見ると低用量ピルの料金相場は以下の通りです。

低用量ピルの料金相場
エニピル1,680〜4,700円
スマルナ1,980〜8,980円
クリニックフォア2,255円
平均相場 :1ヶ月あたり4,190円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

クリニックによって2,000円台から8,000円台まで大幅に値段が変動する理由は、処方内容によるものです。

低用量ピルは新薬からジェネリック薬(後発医薬品)までさまざまな種類があり、種類により値段も大幅に変わります。

特に低用量ピルは継続的に服用し続ける必要があり、長期的な出費になります。

ピル処方を初月無料で利用できるクリニックもあるので、費用をなるべく抑えたい方にはぴったりでしょう。

低用量ピルは、処方内容や求める効能とともに月々の料金も医師とよく相談しながら服用しましょう。

以下で紹介するメデリピルは、低用量ピルを初月無料で処方してもらえるので是非参考にしてください。

月々の負担を抑えられる
メデリピル

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  • 初月無料
  • 診察料無料
  • LINE完結
  • 24時まで診療可能
  • 最短即日発送
  • 産婦人科医在籍
  • 専用アプリ不要

▼低用量ピルの料金比較▼

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媒体名メデリピル
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スマルナ
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クリニックフォア
クリニックフォアロゴ
料金初月0円
月々1,963円~
月々1,980円~月々1,950円~
送料無料
※おまとめプラン
無料550円
診察代無料1,500円1,650円

低用量ピルは、毎日飲む必要があるため初月無料で処方してもらえるメデリピルがおすすめです。

メデリピルは、医師の診察~ピルの受取までがLINEで完結するので手軽に利用しやすいでしょう。

LINE登録のメリット
  • 診療予約がLINEで手軽
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メデリピルの口コミ・評判が気になる方は以下記事でも詳しく解説しておりますのでぜひ参考にしてください。

超低用量ピルの値段は1ヶ月2,000〜8,000円

超低用量ピルの値段相場は、1ヶ月2,000〜8,000円の間で変動します。

超低用量ピルとは、配合されているホルモン量が少なく、副作用を抑えつつ月経困難症などの治療を期待できることが特徴です。

月経困難症や子宮内膜症に伴う痛みなどの治療目的で処方されることがあり、医師の診察を受けたうえで服用する必要があります。

月経困難症とは、月経痛(腹痛、腰痛等)が強く、日常生活に支障をきたすもの。 子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因の場合もあります。
引用:厚生労働省|月経について

なお、超低用量ピルは避妊を目的とした薬ではありません。

服用目的や薬の種類によって料金が変わるため、費用を比較する際は銘柄ごとの違いも確認しておきましょう。

銘柄ごとの料金相場
フリウェル2,000〜4,000円程度
ドロエチ2,000〜4,000円程度
ルナベル4,000〜8,000円程度
ジェミーナ4,000〜8,000円程度
ヤーズ6,000〜9,000円程度
ヤーズフレックス8,000〜10,000円程度

クリニック別に見ると、超低用量ピルの料金相場は以下の通りです。

超低用量ピルの料金相場
エニピル4,180〜9,900円
スマルナ1,980〜8,980円
クリニックフォア1,950〜10,285円
平均相場:1ヶ月あたり6,213円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

新薬を選ぶ場合は月々8,000円を超える場合もあるため、予算や服用を目的をもとに処方を検討してください。

中用量ピルの値段は1シート4,000〜6,000円

中用量ピル(月経移動ピル)の値段相場は、1シート4,000〜6,000円です。

中用量ピルとは、低用量ピルよりも卵胞ホルモンの配合量が多いピルを指します。

月経移動を目的として処方されることが多く、旅行や試験など月経の時期をずらしたい場合に医師の判断で処方されます.

月経移動では、国内の医療機関でプラノバールが処方されるケースがあります。

銘柄ごとの料金相場
プラノバール4,000〜6,000円程度

クリニック別に見ると、中用量ピルの料金相場は以下の通りです。

中用量ピルの料金相場
エニピル6,980円
スマルナ6,200円
クリニックフォア5,478円
平均相場:1 ヶ月あたり5,352円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

中用量ピルは毎日飲み続けるのではなく、月経移動が必要なときに処方してもらうことの多いピルの種類です。

月経困難症などの治療目的に中用量ピルを処方してもらう場合は保険適用される場合があるため、合わせて検討しておきましょう。

アフターピルの値段は1錠8,000〜12,000円

アフターピル(緊急避妊薬)の値段相場は、1錠8,000〜12,000円です。

アフターピルは避妊に失敗した場合や避妊できなかった場合に妊娠を防ぐ目的で服用する緊急避妊薬です。

緊急避妊薬は、性交後72時間以内に内服する必要性があり、迅速な対応が求められる
引用:厚生労働省|「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づく緊急避妊に係る取組について

継続的に服用する低用量ピルとは異なり、必要なタイミングで1錠単位で処方されることが一般的です。

アフターピルの料金相場は以下の通りです。

銘柄ごとの料金相場
ノルレボ8,000〜10,000円程度
レボノルゲストレル8,000〜10,000円程度
エラ9,000〜12,000円程度
エラワン9,000〜12,000円程度
※日本では未承認薬ですが、海外で使用されている緊急避妊薬です。性行為後120時間(5日間)以内の服用が可能とされています。

1クリニック別に見ると、アフターピルの料金相場は以下の通りです。

アフターピルの料金相場
エニピル10,978円
スマルナ11,480〜12,480円
クリニックフォア8,778〜9,680円
平均相場: 1ヶ月あたり10,679円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

アフターピルの料金に差が出る主な理由は、薬の種類や診察料、送料、配送方法がクリニックによって異なるためです。

アフターピルは性行為後からできるだけ早い段階で服用することで、妊娠を防ぐ目的で使用されます。
クリニック選びは、配送スピード診療時間など手元にピルが届くまでの早さを基準に検討してください。

緊急避妊が必要な際は、アフターピルを服用できるタイミングをもとに種類と値段相場を確認しておきましょう。

エニピルやソクピルは、24時間診療や当日発送に対応しているので、是非参考にしてください。

ピルが最短当日に到着
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10,978円
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アフターピルは、なるべく早い服用が求められるため24時間診療のエニピルがおすすめです。

エニピルは、医師の診察~ピルの処方までがLINEで完結するので手軽に利用しやすいでしょう。

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エニピルの口コミ・評判が気になる方は以下記事でも詳しく解説しておりますのでぜひ参考にしてください。

ピルの値段は診察料や送料を含めた総額で比較する 

ピルの値段を比較する際は、薬代だけでなく診察料や送料を含めた総額を確認することが大切です。

オンライン診療では、ピル代に加えて送料やシステム利用料が発生する場合があります。

一方、対面診療では送料はかかりませんが、初診料・再診料・交通費などが必要になるケースがあります。

オンライン診療と対面診療ではピル本体の価格差は大きくない一方で、診察料や送料を含めると総額が変わってきますので注意して下さい。

ピル購入時に確認したい費用
ピル代処方される薬の料金
初診料・再診料診察ごとに発生する費用
送料オンライン診療で発生する配送費
追加費用システム利用料・手数料など
交通費対面診療で通院する場合に必要な費用ぴる

ピル代が安く見えても送料や診察料を含めると、結果的に割高になる場合があります。

反対に、定期便やまとめ配送によって送料が無料になるクリニックもあります。

月経困難症や子宮内膜症などの治療目的で処方される場合は、保険適用になるケースがあります。

自由診療か保険診療かによっても費用が変わるため、受診前に確認しておくとよいでしょう。

監修者 横田ゆかさん

保険適用になるかどうかは、ピルの服用目的が「治療」なのかどうかが大きなポイントです。使用目的や処方される製剤によって費用負担が変わるため、事前に確認しておくと安心です。

ピルの値段以外にかかる料金を抑えるポイントとして、以下が挙げられます。

ピルの値段以外にかかる費用を抑える方法
  • 診察料や配送料がかからないオンラインクリニックを選ぶ
  • まとめて配送で配送料がかかる回数を減らす

ピルを継続して服用する場合は、毎月かかる総額を比較しながら、自分が続けやすいクリニックを選びましょう。

ピルを保険適用で処方してもらうための条件

ピルを保険適用で処方してもらうには、服用目的や診断内容、受診する医療機関の条件を確認する必要があります。

ピルはすべての目的で保険適用されるわけではなく、避妊目的や生理日移動目的は原則として自費診療です。

ピルを保険適用で処方してもらうための条件
  • 月経困難症や子宮内膜症などの治療目的
  • 医師の診察で治療が必要と判断された場合
  • 保険適用の対象となるピルを処方される
  • 保険診療に対応した医療機関を受診する

月経に伴う強い痛みや不調があり、医師が治療目的でピルの処方を必要と判断した場合は、保険適用で処方を受けられる可能性があります。

保険適用されると自己負担は原則3割になるため、自由診療よりも費用を抑えやすくなります。

一方で、同じピルでも服用目的によって診療区分は異なります。

費用を抑えたい人は、避妊目的・生理日移動目的・治療目的の違いや、保険適用されるピルの種類を事前に確認しておきましょう。

ここでは、ピルを保険適用で処方してもらうための条件を解説します。

治療目的の保険適用と避妊・生理日移動目的の自費診療の違い

ピルの値段を抑えるためには、まず自分がピルを処方してもらう「目的」を明確にしておくことが大切です。

同じピルでも、治療目的か避妊・生理日移動目的かによって保険適用の有無が異なるためです。

ピルを服用する目的保険適用の有無
避妊目的自由診療
生理日移動目的自由診療
月経困難症の治療保険適用になる場合あり
子宮内膜症の治療保険適用になる場合あり

月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として医師が必要と判断した場合は、保険適用で処方を受けられる可能性があります。

保険適用されると自己負担は原則3割になるため、自由診療よりも費用を抑えられる可能性があります。

一方で、避妊目的や生理日移動目的で処方されるピルは、原則として自由診療です。

自由診療では公的医療保険が適用されないため、診察料・薬代・送料などを全額自己負担する必要があります。

ピルの処方を受ける際は、服用目的と診療区分を確認したうえで、相場の値段や総額を比較するようにしましょう。

保険が適用されるのは月経困難症や子宮内膜症の診断がある場合

ピルの保険適用は、月経困難症や子宮内膜症などの治療が必要な病状と医師に診断された場合に受けられる可能性があります。

月経困難症は月経に随伴して起こる病的症状で,月経時あるいは月経直前より始まる強い下腹部痛や腰痛を主症状として,下腹痛,腰痛,腹部膨満感,嘔気,頭痛,疲労・脱力感,食欲不振,イライラ,下痢および憂うつの順に多くみられる。
引用:日本産婦人科医会|月経困難症

また、月経に伴う強い痛みや腹痛などがあり、医師が治療目的でピルの処方が必要と判断した場合は、保険診療の対象になることがあります。

ピルを服用する目的保険適用の有無
避妊目的自由診療
生理日移動目的自由診療
月経困難症の治療保険適用になる場合あり
子宮内膜症の治療保険適用になる場合あり

保険適用でピルの処方を受けられるかどうかは、症状の有無や診察内容、医師の判断によって異なります。

月経に伴う痛みや不調で悩んでいる場合は、保険診療に対応しているクリニックを受診してピル処方の対象になるか相談してみましょう。

保険適用になるピルの種類と自己負担額の目安

保険適用の対象になるピルは、治療目的で処方される一部のピルに限られます。

保険適用されるピルの代表例
  • 低用量ピル
    フリウェルLD/ルナベルLD ほか
  • 超低用量ピル
    ヤーズ/ヤーズフレックス/ドロエチ ほか
  • 中用量ピル
    プラノバール

保険適用されると自己負担額が原則3割になり、以下の価格帯でピルの処方を受けられます。

ピルの種類自費診療の料金相場保険適用時の料金相場
低用量ピル2,000〜5,000円600〜2,000円
超低用量ピル2,000〜8,000円600〜2,000円
中用量ピル4,000〜6,000円500〜1,000円
アフターピル8,000〜12,000円原則対象外

※保険適用は月経困難症や子宮内膜症など治療目的で処方される場合に限られます。
※避妊目的・生理日移動目的・緊急避妊目的は原則として自費診療です。

保険適用でピルの処方を受けるには、保険医療機関を受診し、医師の診察を受ける必要があります。

すべての種類や目的で保険適用されるわけではないため、受診時に医師へ相談しましょう。

保険適用でピル処方を受けるには保険医療機関を受診する必要がある

保険診療でピル処方を受ける場合は、保険医療機関であるか確認のうえ受診しましょう。

保険医療機関とは

保険適用による治療を受け付けている医療機関です。
地方厚生局により保険医療機関として一覧が公開されています。

ピルの保険診療はすべてのクリニックで受け付けているわけではありません。

オンラインクリニックや産婦人科のなかには自由診療(自費診療)のみを扱うところもあります。

そのため、保険適用を考えている場合は保険診療を受け付けているクリニックであるかも確認のうえ受診してください。

オンラインクリニックにも保険適用のピル処方を受け付けているところがあります。

ピル処方を手軽かつ安い値段で受けたい場合は、オンライン受付している保険医療機関の受診がおすすめです。

自由診療でもピルの値段を抑える3つの方法

自由診療でピルの処方を受ける場合でも、選び方を工夫すれば値段を抑えられる可能性があります。

自由診療でもピルの値段を抑える方法
  • 定期便やまとめて処方を選ぶ
  • 先発薬とジェネリックの料金差を確認する
  • オンライン診療で処方を受ける

自由診療は公的医療保険が適用されないため、薬代や診察料、送料などを全額自己負担する必要があります。

ただし、定期便やまとめて処方を選ぶと、1ヶ月あたりの費用を抑えやすくなります。

また、先発薬より価格が抑えられているジェネリック医薬品を選ぶことも方法のひとつです。

オンライン診療なら通院にかかる交通費や待ち時間を抑えられますが、送料やシステム利用料がかかる場合もあります。

薬代だけでなく総額を確認し、自分が続けやすい方法を選びましょう。

以下では自由診療でもピルの値段を抑える方法について詳しく解説します。

定期便やまとめて処方を選択する

低用量ピルや超低用量ピルの継続的な服用を考えているのであれば、定期便6ヶ月以上のまとめて処方がおすすめです。

オンラインクリニックのなかには、手軽かつ1ヶ月あたりの値段を抑えられるよう、まとめて処方に対応しているところもあります。

クリニックフォアの料金例をもとに、月々の処方料金をご覧ください。

スクロールできます
クリニックフォア12ヶ月まとめて
定期処方
6ヶ月まとめて
定期処方
1ヶ月
定期処方
低用量ピル
マーベロン
27,050円
1ヶ月あたり2,255円
14,696円
1ヶ月あたり2,450円
2,783円
超低用量ピル
フリウェルULD
36,458円
1ヶ月あたり3,039円
20,783円
1ヶ月あたり3,464円
6,077円

定期配送は6〜12ヶ月の処方料金を一括で支払うため、1回で支払う値段自体は増えます。

しかし、1ヶ月あたりのピルの料金で見ると費用は大幅に抑えられるため、継続的な服用を考えている方にぴったりです。

低用量ピルや超低用量ピルの継続服用を考えているのであれば、まとめて処方や定期処方の利用を検討してみてください。

先発薬とジェネリックの料金差を確認する

ピルの値段を抑えたいのであれば、ジェネリック薬を選ぶことも選択肢の1つです。

ジェネリック薬(後発医薬品)は特許期限が切れたピルを開発費を抑えて製造しているため、処方価格が抑えられています。

新有効成分や新しい効能・効果等を有することが臨床試験等により確認され承認された新薬(先発品とも呼ばれます)の再審査期間終了後に、その新薬と同一の有効成分を同一量含み、同一投与経路の製剤であり、効能・効果、用法・用量も原則的に同一である医薬品
引用:PMDA|後発医薬品

代表的な先発薬とジェネリック医薬品の料金相場は以下の通りです。

先発薬ジェネリック医薬品
マーベロン
3,000〜4,000円
ファボワール
2,000〜3,500円
トリキュラー
2,500〜4,000円
ラベルフィーユ
2,000〜3,500円
アンジュ
2,500〜3,500円
ラベルフィーユ
2,000〜3,500円
ルナベル
4,000〜8,000円
フリウェル
2,000〜4,000円
ヤーズ
6,000〜9,000円
ドロエチ
2,000〜4,000円
ノルレボ
8,000〜10,000円
レボノルゲストレル錠
7,000〜9,000円

※料金はオンライン診療サービスやクリニックの掲載料金をもとにした目安です。

ジェネリック医薬品の取り扱いの有無を確認したうえで選ぶと、費用を抑えやすくなります。

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を含み、同じような効果や安全性が確認された医薬品です。

ただし、添加剤などが異なる場合があるため、人によっては、新薬では起きなかった副作用が起こることがあります。

そのため、値段を抑える目的でジェネリックのピルを服用する際は、体調の変化にも十分に注意してください。

監修者 横田ゆかさん

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を含んでいますが、添加物や製剤設計が異なる場合があります。そのため、まれに体質によっては添加物が合わず、アレルギー症状や違和感が生じることもあります。

オンライン診療でピルの処方を受ける

ルの値段を抑えたい場合は、オンライン診療で処方を受けることも選択肢の1つです。

オンライン処方で値段を抑えられる理由
  • ピル処方において通院が必要なく交通費を抑えられるため
  • 待合室や受付対応などクリニック側の経費を抑えられるため

オンライン診療では通院が不要なため、交通費や移動時間を抑えられます。

一方で、送料やシステム利用料がかかる場合もあるため、薬代だけでなく総額で比較することが大切です。

費用項目オンライン診療病院診療
ピル代2,000〜5,000円前後2,000〜5,000円前後
診察料0〜2,000円前後1,000〜3,000円前後
送料300〜1,000円前後基本なし
交通費基本なし数百〜数千円
合計費用の目安2,500〜7,000円前後3,000〜8,000円前後

※自由診療の料金目安です。処方されるピルの種類やクリニックによって異なります。

オンライン診療は送料がかかる場合がありますが、通院にかかる交通費や待ち時間を抑えやすい点が特徴です。

また、自費診療のピル処方はクリニックごとに料金が異なるため、複数のサービスを比較すると費用を抑えられる場合があります。

ただし、オンライン診療では診察料送料を含めると高くなる場合もありますので総額を確認するようにしましょう。

スクロールできます
クリニック名低用量ピル超低用量ピル中用量ピルアフターピル
エニピル1,680〜4,700円4,180〜9,900円6,980円10,978円
スマルナ1,980〜8,980円1,980〜8,980円6,200円11,480〜12,480円
クリニック
フォア
2,255円1,950〜10,285円5,478円8,778〜9,680円
料金相場1ヶ月
4,190円
1ヶ月
6,213円
1シート
5,352円
1錠
10,680円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

おすすめのオンラインピル診療サービスを比較したい方は、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

ピルの値段を比較するときに確認したい注意点

ピルはあくまでも治療や月経の負担を減らすことを目的に服用するもののため、注意点を守って値段を検討する必要があります。

ピルの値段を抑える注意点
  • ピルの処方を受ける目的を明確にしておく
  • ピルの種類により体質との相性や副作用が異なる
  • 医療費のお知らせで家族に知られる可能性がある

特にオンライン診療を利用する場合は、ピルの値段だけでなく診察料などピル処方に別途かかる料金も把握しておくことが大切です。

加えて、ピルは種類により作用や副作用が異なるため、確認のうえ綿密な服用計画を立てましょう。

ピルの値段を抑える注意点3つについて、詳しく解説します。

ピルの種類により体質との相性や作用が異なる

ピルは値段だけでなく、処方内容にも注目して必要な種類を選びましょう。

ピルには複数の種類があり、内容により期待できる変化が異なります。

ピルの種類主な効能
低用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.望まない妊娠の防止
3.ホルモンバランスの崩れによる肌荒れ改善
超低用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.ホルモンバランスの崩れによる肌荒れ予防
中用量ピル1.月経困難症や子宮内膜症の治療
2.月経日の移動
アフターピル1.避妊失敗後の望まない妊娠の防止
※国内では、ピルの肌荒れ・ニキビ改善目的での使用は承認された効能ではありませんが、ホルモン変動に伴う肌トラブルに対して、医師の判断で処方されるケースがあります。

同じピルの種類でも期待できる効能には違いがあり、自分の悩みや求める理想に応じた種類を選ぶ必要があります。

監修者 横田ゆかさん

ピルは、含まれるホルモンの種類や配合量によって特徴が異なります。副作用の出方や体質との相性にも個人差があるため、「人気だから」「安いから」だけで選ばず、症状やライフスタイルに合った製剤を医師と相談しながら選ぶことが大切です。

ピルの種類により値段相場は変わるため、ピルの値段を確認する際は処方を受けたいピルの種類を確認のうえ検討してください。

体質や服用中の薬によっては処方できない場合がある

ピルは誰でも処方できるわけではなく、体質や持病、服用中の薬によっては処方できない場合があります。

血栓症の既往歴がある方や高血圧、喫煙習慣がある方などは、医師の判断によって処方を控えるケースがあります。

血のかたまり(血栓)が血管に突然つまることで起きる「血 栓 症」は、医薬品によって引き起こされる場合もあります
引用:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構|血栓症

一部の薬はピルと併用することで作用に影響が出る場合があるため注意が必要です。

監修者 横田ゆかさん

サプリメントの中にも、セントジョーンズワート含有製品など、ピルの効果に影響を与える可能性があるものがあります。ピルを服用中に新たな薬やサプリメントを使用する際には、ピルを服用していることを必ず医師や薬剤師へ伝えましょう。

処方時に確認される主な項目内容
持病の有無高血圧・糖尿病・血栓症など
喫煙習慣年齢や喫煙本数によって判断される場合がある
服用中の薬抗てんかん薬・一部の抗菌薬など
BMI・体質肥満傾向などを確認する場合がある
妊娠の可能性妊娠中は服用できない場合がある

オンライン診療でも問診は必須となるため、持病や服用中の薬は申告することが大切です。

不安がある場合は、事前に医師へ相談したうえで処方を検討しましょう。

保険適用のピル処方は医療費のお知らせで家族に知られる可能性がある

保険適用でピル処方を受ける場合は、医療費のお知らせを通じて家族に知られる可能性があります。

医療費のお知らせには、受診した医療機関名や受診年月、医療費などが記載される場合があります。

家族と同じ健康保険に加入している場合、世帯単位で通知内容を確認される可能性があるため注意が必要です。

記載される可能性がある情報内容
医療機関名婦人科・産婦人科名など
受診年月受診した時期
医療費保険診療でかかった金額
薬局名院外処方を受けた薬局名

ただし、病名や薬の名前が必ず記載されるわけではありません。

通知内容は健康保険組合によって異なるため、気になる場合は加入している保険者の案内を確認しましょう。

家族に知られたくない場合は、保険証を使わない自由診療も選択肢になります。

ただし、自由診療は全額自己負担になるため、費用とプライバシーのどちらを重視するかで検討することが大切です。

ピルの値段が気になる方向けのよくある質問Q&A

ピルの値段が気になる方なら知っておきたいことを、Q&A形式で紹介します。

ピルの値段に関するQ&A
  • ピルは通販やドラッグストアで市販されていますか?
  • 高校生がピルを買う場合は値段が変わりますか?
  • 避妊目的のピルはなぜ自己負担になるのですか?

ピルの処方を受ける際は、購入方法や処方目的をもとに値段を検討することも大切です。

購入方法や保険適用の有無によって料金は大幅に変動するため、ピルの値段は目的をもとに慎重に検討しましょう。

ピルの値段に関するよくある質問4つへの回答を詳しくご覧ください。

ピルは通販やドラッグストアで市販されていますか?

ピルは通販サイトやドラッグストアで市販されていません

ピルは2024年10月時点で、医師の診察が必要な処方薬であるためです。

入手するには必ず医療機関で医師の診察を受ける必要があるため、クリニックの受診を検討してください。

入手方法には海外通販サイトからの個人輸入もありますが、個人輸入には以下のリスクがあります。

個人輸入するリスク
  • 海外で流通する粗悪品偽造薬を購入してしまう
  • 体質との相性の悪さや副作用に気付けないまま服用してしまう
  • 健康被害が出ても国内の医療制度や保証が適用されない

個人輸入したピルは万が一の健康被害に備えられないなどのリスクがあるため、ピルを入手する際は必ず国内の医療機関を受診しましょう。

高校生がピルを買う場合は値段が変わりますか?

高校生がピルの処方を受ける場合も、基本的に値段は変わりません。

ピルは本人の年齢によって値段が変わらないため、年齢を問わず自分に必要なピルの処方を検討してください。

ピルの値段が変わる場合
  • 診察により想定とは異なる種類のピルの処方を受ける場合
  • 18歳未満のピル処方を受け付けているクリニックに候補を絞る場合

ただし、ピルは種類によって値段が異なり、以下の場合は想定していた予算とは異なる値段でピル処方を受ける必要があります。

ピルには複数の種類があり、内容により値段が変わります。

加えて、クリニックのなかには安全上の理由から18歳以上のピル処方のみ受け付けている場合もあります。

高校生でピル処方を受ける際は、高校生へのピル処方を受け付けているか、必要なピルを取り扱っているか確認のうえ受診してください。

避妊目的のピルはなぜ自己負担になるのですか?

避妊目的のピルは傷病の治療を目的としない種類のため、保険適用されません

保険診療は基本的に傷病の治療を目的とする場合のみ適用されるため、避妊が目的の場合は自己負担が求められます。

そのため、緊急避妊薬として取り扱いのあるアフターピルは、基本的にいかなる場合も自己負担で処方を受ける必要があります。

継続的かつ正しい服用で避妊を期待できる低用量ピルや中用量ピルは、治療目的であれば保険適用される場合があります。

もちろんピルの服用目的を偽って受診してはいけません。

しかし、避妊とともに月経困難症などの症状に疑いがある場合は、保険診療を利用することも選択肢の1つです。

保険適用と自費診療のピルの違いを教えてください

保険適用と自費診療のピルの違いとして、以下が挙げられます。

項目保険適用のピル自費診療のピル
主な目的月経困難症・子宮内膜症などの治療避妊・生理日移動など
料金保険適用で自己負担3割全額自己負担
処方条件医師の診断が必要自由診療で処方
定期受診定期的な診察が必要な場合があるクリニックごとに異なる
ピルの種類国内承認されたLEP製剤国内承認薬以外を扱う場合もある

同じピルでも、処方目的によって保険適用の可否が変わる場合があります。

たとえば、LEP製剤に分類されるピルでも、避妊目的で処方される場合は自費診療になるケースがあります。

費用だけでなく、処方目的や診療内容も確認したうえで受診を検討しましょう。

まとめ:ピルの値段相場を確認のうえ計画的な服用を検討しよう

ピルの値段は種類により1ヶ月2,000〜5,000円ほどで処方されており、種類により相場は大幅に変わります。

ピルの値段(自己負担)
  • 低用量ピル:1ヶ月2,000〜5,000円
  • 超低用量ピル:1ヶ月2,000〜8,000円
  • 中用量ピル:1シート4,000〜6,000円
  • アフターピル:1錠8,000〜12,000円

※ピル処方を行っているクリニック3社の料金から算出

ピルの種類選びやまとめて処方の利用により、値段を大幅に抑えられる場合もあり、ピルは選び方や処方方法にこだわることも大切です。

加えて、月経困難症などの治療目的であれば低用量ピルは月々1,000円前後から処方してもらえるため、目的に合わせて保険診療も検討しましょう。

ピルの服用を考えている方は、服用目的や種類をもとに、自分に合ったクリニックを受診してみてください。

当コラムの運営元

銀座三越前クリニックのお役立ちコラムです。「妊婦さまのための総合ケア」をコンセプトに、幅広い専門知識をもとにお役立ち情報をお届けいたします。

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